遅ればせながら、筒井康隆ラノベデビュー作「ビアンカ・オーバースタディ」読んだ!
いとうのいぢの絵が可愛い。
あらすじ
あらゆる男子生徒の視線をくぎ付けにする超絶美少女・ビアンカ北町(きたまち)の放課後(オーバースタディ)はちょっと危険な(アブナイ)生物学の実験研究にのめりこむ生物研究部員。そんな彼女の前に突然、“未来人”が現れて——!?
『ビアンカ・オーバースタディ』筒井康隆 Illustration/いとうのいぢ | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。
21世紀の“時をかける少女”の冒険が始まる!
最前線で第一章 哀しみのスペルマが読めます。(今知った)
まず「これはひどい」(いい意味)
次に、装丁が可愛くていいな、と。
性描写が過激って言われてるみたいだけどそうかなあ…。
ビアンカは男2人に手コキして精子を採集するんだけど、描き方としてエロ成分が物足りない感じ。ラノベってもっと萌えエロいんじゃないの?というわたしのイメージ。この小説で抜かれたら困る理由でも?
この作品あとがきが一番面白いんだけど
この本にはふたつの読みかたがある。通常のラノベとして読むエンタメの読みかた、そしてメタラノベとして読む文学的読みかたである。どちらでもお好みの読みかたで読んでもらってもよいが、できれば両方の読みかたで読んでいただければありがたい。太田が悪い。
筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』あとがき Illustration/いとうのいぢ | 最前線
別にエラソーに言っているわけではない。ラノベの読者は多いから、できればこの本を読んだ何分の一かの読者を、わが本来の作品に誘導したいだけなのである。
若い読者(自分も若い)の筒井作品への入り口なんでしょかね。
筒井康隆は郵性省が大好きだったな、久しぶりに読み返したい。

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