こんにちは、ねりまちゃんです。
ここのところ年末年始は温泉に行ったり旅行に行ったりしています。
今年もというか去年も年末からずっと、「温泉でも行こう!」と、大学の学部時代の友人@lol610と箱根にでも行くつもりで話をしていました。
『蒼穹のファフナーEXODUS先行上映 皆城総士生誕祭』に行った帰りに鍋を食べながら、直前に見た蒼穹のファフナー2話の展開について、また皆城総士の声優を務める喜安浩平さん脚本『桐島、部活やめるってよ』の話をしながらビールを飲んでいたとき、「三重に住むアイツのところに遊びに行けばいいんじゃね?」と閃いたのでした。
アイツというのは、学部時代の研究室の同期で仲の良かった3人のうちのもう一人@rainytowerで、ソイツのブログはコチラ「しかのおしり(仮)」です。
2013年の末に一緒に伊豆に行ったのもソイツです。
三重に行く、と決めて、それだったらと3人とも好きな『凪のあすから』の聖地巡礼にも行ってまいりました。
舞台探訪の先駆者のみなさまがブログ等で記してくださっているおかげで私たちはそこに辿り着くことができました。インターネットは素晴らしいと3人で感動しながら話しておりました。ということで、私もブログに書き記します。土地の魅力が伝わるといいな。
- ホクロを結んで星座をつくれ!(舞台探訪) 凪のあすから(三重県:波田須・新鹿・二木島・紀伊長島)【舞台探訪・聖地巡礼】
- 凪のあすから 聖地巡礼・舞台探訪 三重県熊野市・紀伊長島・他 - kai881と愉快な仲間たち
花の窟神社
まず、津に集合して「とりあえず熊野」に向かっただけで聖地の場所等を何も調べていなかったので、車の中で調べながら。素晴らしき無計画。
熊野市駅の観光案内所に寄ってパンフレットを色々見て昼食食べるところを決めたら、偶然花の窟神社の隣だったので、縁結び(笑)と思いながら向かいました*1。
ついてみたら縁結びなんかどうでもよくて、そこで行われている神事がおもしろくて盛り上がった。花の窟神社は高さ約70メートルの巨岩そのものが花窟の御神体らしくて「ナニソレイミワカンナイ!」「チョーウケる!」「ヤバイ!」。「日本最古の神社」と言われていて、こちらがまさに聖地だった。 花の窟神社、いつかぜひその神事が見たい。
その巨岩から伸びる長い縄(長縄だな)がどこに通じてるんだ? と横見で追いかけながら進んでいくと、42号をはさんで熊野灘が広がっていて大騒ぎ。リアスかっこいいし最高裁判所。
神島も行ってみたかった
こちらは伊勢湾だけれど、『潮騒』の舞台である神島にも行ってみたかったねという話をしていた。なにもないのだそうだ。それこそいい。いま(2015-01-27*2)見たらエンライテンドのポータルになっていたので次回はぜひ青く染めに行きたい。
新鹿
凪のあすからのメインの舞台になっている汐鹿生と鷲大師のモデルっぽい集落が新鹿。あたしか、と読む。なんでか、やたら読み方を覚えられなくてなんだっけ?なんだっけ?と何度もなった。あたしか。
わたしたちが新鹿についた瞬間に、ものすごい雨が降り出してしまって、とりあえず駅行って車止めて考える? とか言ってたら駅への道がわりと狭いので本当にお気をつけください。
どうしようか、といいつつ車を走らせていると「いまのサヤマートっぽい!!」「いまの神社うろこ様いそう!!」とかギャーギャーなってUターンして車を止めて歩きまわる。
サヤマート
熊野街道沿いなので、とてもわかりやすいです。集落のお店やさんという感じ。このあたりの地域はみかんをたくさん作ってるみたいで、そこかしこでみかん売ってた。わたしたちも、花の窟神社のところでみかんを買って車で食べてました。
橋脚
防波堤沿いに「入口」という看板が立てられていて、「何の?」といいつつ近づいてみたら、海へ向かう入り口でした。
作中でとても大きな橋脚が描かれていて特徴的ですが、実際はとても小さなもので驚き。
こんくらいちいさい。
この地域は川があって、中洲っぽい砂浜、その向こうに海、という地形になっていて、川に橋をかけるための橋脚ということみたいだった。
橋がかかっているところはこうなってる。
海が澄んでいて、本当にこの下が汐鹿生かもしれないねと騒ぐ。
徳司神社
新鹿の産土神という雰囲気。大きな白い鳥居と階段の上の祠で、うろこ様のいる神社っぽい。
天女座
新鹿をあとにして、一つ先の駅のある波田須に向かって、後期OPで登場する「人魚座」のモデルになっている「天女座」さんへ。
劇中の「塩水あります」の看板を意識したラミネートシールが貼られていて、なんだか感動。
せっかくだからおじゃましてみたら、ちょうど前日にファン交流会が行われていたみたいだった。モデルになった小学校にお泊り会とか企画していらっしゃるみたいで、長く楽しまれている作品だなぁと改めて感じました。
カフェの窓から見える海。
わらびもちと地サイダー。
「美術監督の東地さんがみかん置いてったので食べてね〜」と言われたので、「なぜ」と思いながらも貰おうと思ったらもらい忘れた。写真は撮ってた。
凪あす聖地巡礼楽しすぎてやばいです。。
美術監督さんからのみかん置いてあった pic.twitter.com/9drkE7yze7
— ねりまちゃん (@nerimarina) January 17, 2015
波田須駅
天女座から波田須駅まで、ずっと下り坂で狭い道なので天女座さんに車を止めさせてもらって行きました。ほんとうに疲れた!!!
山と海、素晴らしいなぁと思いながら延々と謎路地をおりる私たち。やっと到着。
左みても右みてもトンネルという駅。秘境駅、と言っていいんじゃないかなあ。電車で来てみたい。
波田須駅は、美海を探している場面でうつったけれど、それでなくとも行ってよかった。
帰りが上り坂なのでゼエゼエなりました。体力が無い。普通に歩いてたつもりだけど、20分くらいかかりました。かかりすぎなのかわからないけど、疲れるけどみんな行ってくれ!!
車の中で凪あすとガルガンティアの主題歌をひたすら聴いていたけど、なんかどちらも聞いていると泣きそうになって仕方なかった。美海とエイミーの恋心がどちらも可愛くて切なくて息苦しくなりますね。
感想
凪あすが無ければ、確実に出会えなかった場所で、3人で感動しまくった。新鹿と波田須では人間とほとんどすれ違わなかった。
昨年『弱いつながり 検索ワードを探す旅』を読んだ。今回は、そこに行ってから考える・そこに行って人に聞く・そこに行ってから捜す、という旅だったけれど、そこで偶然にも出会ったものが素晴らしくて楽しかった。こんなにもなにもなく、素敵な場所に私を誘ってくれてありがとう。